ビビった・・・

先週木曜日の夕刻の空から、１カット・・・・本文とは関係ありません・・・

約１年半前に実家に戻ってきて以来、約１０年振りに、再び片道２０数キロを通勤している。
ちなみに・・・職場はその当時と同じ・・・
なので、通勤ルートも当時とほぼ同じなのだが、少々異なる事もある・・・
新たな高速道路の建設やその他の工事による、道路状況、渋滞状況、そして、景観の変化・・・
そして・・・「バイクのみ」から「クルマ、時々バイク」になった、通勤手段。

職場への行程の内、９０％近くは、片側３車線以上ある道路が占める事になるのだが、
当然、その大きな道路に見合っただけの量のクルマが、毎日そこに集う？訳である。
・・・昔から変らない、毎日の渋滞・・・いや、当時より確実に交通量が増えていると思う・・・
でも、今度はクルマで通勤・・・非力でＡＴのコンパクトカーで。
多車線の道路は・・・なんてったって名古屋地区なので・・・通称「ナゴヤバシリ」？だらけ。
チョットでもモタついて隙間を作れば、直ぐに右から左から、強引に鼻先をねじ込んでくる・・・。
その度にブレーキ踏んで退いてやらないと、こっちが悪者扱いに・・・・突っ込んだ者勝ち？
その後の、お決まりのハザード点滅・・・その殆どが、気持ちの無いただの儀式？
一瞬たりとも気を抜けない、まさに戦争・・・
そんな経験によって、自然と身に付いていた渋滞時のノウハウは・・・
バイクならではの加速性能や機動性を活かした、臨機応変な対応・・・。
それをクルマへ応用・・・絶対に無理！
だが、たとえどんなに渋滞が激しかろうと、日によって極端に変わる予測困難な渋滞だろうと、
決まった時間までに目的地に辿り着かなければならないのは、不変な絶対条件・・・
なので、色々試行錯誤を繰り返し、時に失敗しながら、昔とは異なるルートを開拓した。
クルマなりに「より早く辿り着く」為だけのルートを。（・・・勿論、ルールを守った範囲内で）

が、半年程前から・・・
少し人通りの多い場所や、停車する時間や回数の多そうなルートを通ってみたりする様にもなった。
信号待ちの間に、人間観察してみたり、変りゆく街の景色や空を眺めてみたり・・・。
ブログの為に写真を撮ったりする様になってから・・・ネタ探し・・・かもしれない。
同時に、ラッシュに少し慣れてきて、精神的にユトリが出てきた・・・かもしれない。
あるいは逆に、そんな状況に疲れて、視覚的に「癒し」を求めるようになった・・・かもしれない。
回遊魚の様に、隙あらば、常に前へ前へ進み続けようと思考してしまうバイク（オレだけ？）とは違い、
クルマの場合、「動くまで待つしかないわな」と、
半分開き直った様なリラックスモードになって、ボーっと考え事をしてる事が多いし・・・？
ただ、そういうルートを使うと、自然とバイクでも少しユトリが出来る・・・様な・・・気がする。
・・・１０年という年月が、自分を変えたのかもしれない。・・・言い方を変えれば・・・老い・・か？

そんなとある休日・・・先週の木曜日の事。（・・・↑と繋がっていそうで繋がってないな）
名古屋市内でちょっとした用事があったので、
天気も良さそうだし（・・・いや、実際良過ぎて困ったけど）・・・と、久々にバイクで往復した。
１８時を少し過ぎた夕暮れ時に、最近お気に入りのいつものルートで家路に着く・・・。
サングラスのレンズをアンバーのままでスタートしたが、日の傾きと共に見え難くなってきた為、
途中、交差点での信号待ちの間に、急遽、クリアレンズへの交換作業をしていた。

前方を（信号を）気にしながらの作業・・・
ふと、横断歩道を右から横断して行く・・・一人のブロンド美女・・・を視界に捉える。・・・！！！
彼女は、淡いピンク色の、ドレープ状の布を体に撒き付けた様な、丈が短めのドレスを身に纏い、
落ち着いた赤色（ボルドー？）のハイヒールを履いていた。
見せ過ぎず隠し過ぎずの程よい露出度で、ストレートのブロンドヘアーは後ろできっちり束ねてある。
顔立ちは、美人と言うよりはキュートな感じ・・・横顔からの推測・・・勿論、小顔だ。
まあ、その格好は少々場違いな感じではあるが、
それだけなら、「おぉっ？！」と思うくらいで、ネタにする程の事でもないのだが・・・・・・・・・・・

彼女を見た瞬間、ほゎぁぁ～～～～～～～～～って。
正直、文字で伝えるのは難しいが・・・簡単に書くなら、感動？不覚にも、固まってしまった。
何故なら・・・凄く背が高く、そして、凄くスリム・・・けれど・・・ボンッでキュッでボンッだったのだ。
「ボリューム満点」なグラマラスじゃ無く・・・「スリムなのにグラマラス！」・・・非の打ち所の無い感じ。
ハイヒールを履いていたから、見た目は１８０以上だろうか？ヒールを脱いでも多分１７５以上？
（目安となる対象が無かったので、あくまでも推測・・・細さゆえの目の錯覚分を多少差し引いて）
「まるでお人形さんみたい」という表現は、まさに彼女の為の言葉？と思える程。
勿論、それは純和風のではなく・・・まさしく「リアルバービー」・・・冗談抜きで。
そして、その長～い足ゆえの、ペースは遅く無いのにスローテンポで奏でられるヒール音・・・
その歩く姿は・・・滅多な事では動じない様な、そんな自信に溢れている様にさえ見えた。
全体に、派手派手し過ぎる感じも、ギラギラ（宝飾品）とした感じも無く、
むしろ気品すら漂っていた・・・様な気がした。
おそらく、そこに居合わせた者ほぼ全員（・・と言っても、少人数）から注がれていたであろう視線・・・
だがそれを全く気にする様子も無く（・・・慣れている？）、表情も変えず、脇目も振らず・・・
正面だけを見て・・・まさに凛とした感じで・・・歩き去って行った。・・・その魅惑的な余韻を残して。
（ヒール音が聞こえると、即反応してその音の主を探してしまうのは・・・哀しい男の性？）

もしオレも歩行者で遭遇してたら・・・写メ？・・・撮れたろうか・・・・・・・？
いや、たとえそういう状況だったとしても、携帯ごときを彼女に向ける事など出来無いと思った。
並の男なら、ただ見とれてるだけで、きっと何も出来やしないだろう・・・。
近付いちゃいけない、触れちゃいけない存在・・・・？
そんなオーラに包まれている様にさえ感じたからだ。
今そこに実在している事自体が、本当はイケナイ事なんじゃないかと思ってしまうくらい・・・。
ドキドキしちゃう○○？ワクワクしちゃう○○？ゾクゾクしちゃう○○？・・・今回のオレの場合は・・・
思わずビビってしまう程の美女・・・と表現すべきか・・・？
同性でもきっと見とれてしまう事だろう。

一体彼女は何者だろうか？
水商売系・・・の独特な雰囲気は無かった。・・・モデル？・・・セレブ？
何れであっても・・・こんな時間にこんな場所を・・・そんな格好で一人でずっと歩き続ける？
それは有り得ないだろう・・・大抵はクルマを使うでしょう？
駅近な場所でも無いし、人通りは少ないが、タクシーはガンガン停まる道路だし・・・。

後日、ふと思い出した映画。（・・・実は未だ観れてないので、結末は知らない）

シモーヌ デラックス版

• 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
• 発売日: 2004/05/21
• メディア: DVD

・・・世の中には、知らなくても良い、そんなモノや事柄が沢山ある・・・
あれは幻想だった・・・・そういう事にして脳裏に焼き付けておくだけってのも悪く無いかな。
ただ、凄い衝撃的な遭遇だったなと、記憶に刻まれた事は事実。


また見かける事はあるだろうか・・・？
当然・・・今後も、当分そのルートを通り続ける事にしたのは言うまでも無い・・・・

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コメント 2

たぶんその彼女は・・・ナナちゃんだったのでは！？
弟が名古屋にいるのでたまに遊びにいきます。名古屋の人の運転てすごいですよね～横断歩道の上に駐車してあったり！私は絶対名古屋では運転できませんΣ(-。-*)o恐いもん・・・
by まい (2005-09-15 04:31) 

ナナちゃん、多分今頃はドラゴンズのユニフォーム着てるかな。
メイエキ（名古屋駅）前付近は、クルマでは出来るだけ通らないように避けているので、
最近はあまりお見かけしてないですね。・・・でも、彼女はずっとスキンヘッドなんだよね・・・
あの辺り、数年前にＪＲセントラルタワーズってツインの高層ビルが出来たけど、
その目の前に、また高層ビルを造ってるよ。確か、更に高いビル、じゃ無かったかな。
遠くから建設中の景色が見えるんだけど、もう直ぐ同じくらいの高さになりそうだし。
多分、来年完成なのかな？なので、又景観が変るよ。
・・・せっかく展望台が結構人気だったのにね・・・セントラルタワーズ・・・

横断歩道の上、歩道の上、交差点の角、バス停・・・こういう所に停めてる車に対しては、
ボコボコにしようがどうしようが、一切罪に問われない様な制度にして欲しいよ。
by ｏｋｅ (2005-09-15 12:09)