止まってた・・・ [独りゴト]
最近ふと気付いた事がある。
・・・いや、正しくは、気付いていないフリをして、現実逃避をしていただけ・・・?
先日、実家の前で、40前後の、割と綺麗な女性とすれ違った。
家の近所を歩いているのは、同じ町内の人以外にはまず有り得ないという地なので、
近所の人である事には違いない。
という事で、一応すれ違いざまに挨拶はしたものの・・・誰?・・・
都会ではないので、それなりに近所付き合いはあり、皆顔見知りだった・・・昔は。
その後も頭の中にあるデータを必死に検索し続けるものの・・・該当者無し。
当たり前だ。
オレは、去年、約10年振りにここに戻ってきた身。
そして、週末が休みではないので、1年と少し経った今でも、
データを更新できたのはほんの数人分で、殆どは10年以上前の記憶・・・
更には、そのおぼろけな記憶に時差分を考慮せずに検索していた・・・
つまり、今すれ違った人の・・・親?・・・かもしれない方々の顔と照合していたのだ。
そう、その人・・・冷静に考えてみれば、オレとそんなに変わらない年齢・・・・
ひょっとすると、小学生の頃、集団登校で一緒に通学したグループに居た子かも。
あるいは、その中に居た誰かの奥さんかもしれない・・・・
(もっとも、知らない家が増えているので、知らない間に越してきた人かもしれないが)
10年という年月・・・10代20代からの10年ならば、その変わり様はかなりだろう。特に女性は。
名前が判っていても、記憶と一致しない事なんて珍しい事ではあるまい。
正直に言おう・・・実は、その人に気付いた時、「何処のオバサンだろう?」と思ってしまったのだ。
・・・オレと同世代かもしれないというのに。
そして、ふと気付いた。
去年、約10年振りに実家に戻ってきた。
それから1年と数ヶ月、未だ昔の知り合いに遭遇する事が無い・・・本当に遭遇していないのだろうか?
ひょっとしたら、気付いていないだけなんでは無いだろうか?と。
学生の頃は、当然、周りを見渡せば同世代の人間が居た。
が、働きだしてから、いつしか気が付けば、
同世代の人間と接する機会が殆どなくなってしまっていた。
更に・・・実家を離れて一人暮らしを始めてからは、
自分を比較するべき同年代の基準に成り得る人物が、完璧に周りに居なくなってしまっていた。
オレは、特に若いフリをしているという訳ではなく、
10代後半からは特に、大人っぽく扱われたいと背伸びしようとしているオレの想いに反して、
実年齢よりも結構若く見られてきた。
スーツを着る必要の無い仕事なので、ずっと、ほぼ毎日、365日、スニーカーにジーンズ。
それは今でも同じだ。
今までの人生で、ネクタイを締めたのは・・・片手で数えられそうな回数・・・
そして、年齢的な変化が最も顕著に現れるだろう「頭」も、量、面積共に変化は無い。
・・・色に関しては別だが・・・
体型も、細身で、いわゆる「オヤジ」体型ではないし。・・・最近、腹だけはちょっとヤバイが・・・
なので、オレと同年代の外見的イメージが、
オレの中では、オレ自身が基準になってしまっていたようなのだ。
いや、20代半ば程に見られて良い気になっていた頃のまま、
自身のイメージも含めて、時を止めてしまっていた、という方が正しいのかもしれない。
自分だけは、自分の記憶の中に居る人間だけは、老いないと・・・やはりコレは現実逃避なのだろう。
差別的な意図は全く無く、あくまでも一般的な表現として、と断っておく。
10代20代は「若者」である事には異論は無いだろう。
そして、その「若者」の視点から見た、名も知らぬ他人をごく一般的に称する表現として、
「オニイサン」「オネエサン」・・・ギリギリ30代・・・の、前半まで?
で、それ以上になると「オジサン」「オバサン」という表現を使う・・・と思う。
・・・勿論、悪意は無く。
そう、オレはず~っと「オニイサン」だと思い込んで良い気になっていたわけだが、
遂にその誤魔化し様の無い現実に、気付いてしまったという訳だ。
オレもそっち側(オジサンと呼ばれる側)に分類されるのだろうか?
いや、そっち側に行かなければならない筈なのに、逃げているだけでは無いだろうか?
実年齢は、何もしなくても勝手に、みな平等に増えていってしまう。
肉体的な、内面的な事は、日常の中で簡単に実感できている。
だが、見た目のイメージは、毎日全身を鏡でチェックする様な人では無い限り、人から指摘されない限り、
自身では中々実感できないし、都合の良いイメージに思い込んでしまうのが普通だろう。
オレは、今でも果たして若く見られるのだろうか?
自分だけ若いつもりで、似合いもしない事をしたり言ったりしているのでは無いだろうか?
いつまでも「若く見られる」事を善しと思ってい図に乗ってないだろうか?
ひょっとしたら既にオジサンの匂いを出している・・・かもしれない事にも気付いていなかった・・・
そんなある日、
偶然にも、最近良くドラマに出ている某有名女優が、実はオレと同年齢だという事を知った・・・
同時に・・・「若く見られる」事と、「若く見える」事は、違うんじゃないかと・・・。
今のオレは、「若く見られる」だと思うが、「若く見える」わけではない。
年と共に、色んな経験を積み重ねてこそ表れてくる、オーラの様な「モノ」、
そういうモノが、オレには一切無い様な・・・再び落ち込む・・・ダメダコリャ。
ていうか、あまり何度も編集を繰り返し続け、ソネブロの連日の不調も加わったおかげで、
なんだか良く判らない記事になってしまっているような気がするが・・・これ以上編集を繰り返していると、無かった事にして全文消去してしまいそうなので、コレで終了と・・・一夜明けていきなり大編集。・・・放っておくとまた変わってるかも。
って事で、これからはカッコイイオヤジを目指そう!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・目指して成るモノなのか?
はじめまして(かな?)、今晩は。
私も時々okeさんと同じようなことを考えてしまうことがあります。
年齢の重ね方って人それぞれで全然違うとも思うんですが。
自分はまともにそれを重ねているかな、って。
10年ほど昔にアプリリアのパリダカ・レプリカ風に乗ってました。
楽しい会社でしたね。これからもそうだと良いんですけど。
by harry (2005-06-12 21:29)
はじめましてですね。(多分)
オレだけじゃないんですね・・・安心・・・?
10年前のアプリリアは・・・色んな意味で楽しかっただろうと思います。
最近は・・・消滅しかけたり復活したり・・・大丈夫?って感じですね。
2ストという選択肢が難しくなってきたこの時代、
GP界に旋風を巻き起こした(個人的イメージ)メーカーが、
気が付けばスクーター系が売れ筋になっていたり・・・どうなるんでしょう?
ま、その辺りも含めて、イタリアンテイストで乗り切るんでしょうけど。
by oke (2005-06-13 22:10)